住まいの広さは、どのくらい必要になるでしょうか。
およそでいいので、まず、広さの目安が知りたくなることがあると思います。
国は、目標の広さ(延べ床面積)を、以下のように3つに分けて定めています。
- 最低限必要となる面積(最低居住面積水準)
- 集合住宅の理想的な面積(都市居住型誘導居住面積水準)
- 一戸建ての理想的な面積(一般型誘導居住面積水準)
この3つの水準を、世帯人数ごとに表したのが、以下の表となります。
(【 】内は、3~5歳児が1名いる場合です。)
最低居住面積水準 | 都市居住型誘導居住面積水準 (集合住宅) |
一般型誘導居住面積水準 (一戸建て) |
|
単身世帯 | 25m2 | 40m2 | 55m2 |
2人世帯 | 30m2 【30m2】 |
55m2 【55m2】 |
75m2 【75m2】 |
3人世帯 | 40m2 【35m2】 |
75m2 【65m2】 |
100m2 【87.5m2】 |
4人世帯 | 50m2 【45m2】 |
95m2 【85m2】 |
125m2 【112.5m2】 |
(資料:国土交通省)
この表を見ますと、たとえば、3人世帯の場合、最低でも40㎡、理想的には集合住宅で75㎡、一戸建てで100㎡が目安となります。
理想的な水準をクリアするのは、なかなか難しいかもしれません。
特に、神奈川県や横浜市のような都市部では、家の広さが全国的にみても狭くなる傾向にあります。
ですから、最低限の面積をクリアした上で、理想的な広さへ近づけていくというのが現実的かと思います。
では、横浜市の住宅の広さはどのくらいでしょうか。
以下、横浜市の延べ面積ごとの住宅戸数と、平均延べ面積の資料です。
平成 25年 |
総数 | 延べ面積 | 1住宅当たり 延べ面積 (㎡) |
|||||
29 ㎡以下 |
30~49 ㎡ |
50~69 ㎡ |
70~99 ㎡ |
100~149 ㎡ |
150 ㎡以上 |
|||
横浜市 | 1490300 | 170500 | 234600 | 306900 | 388800 | 246900 | 69700 | 74.32 |
(資料:総務省統計局)
この表を見ますと、横浜市の住宅の平均的な広さ(延べ面積)は、74.32㎡であることがわかります。
また、延べ面積70~99㎡の住宅が388800戸で、最も多いことが分かります。
横浜市の住宅の広さが、おおよそ把握できるのではないでしょうか。
横浜市内の区ごとの資料もあります。⇒ 横浜市統計書 行政区、延べ面積別住宅数
ぜひ参考にされてみてください。