一戸建てのご購入を検討する際、新築に目が向きがちかもしれません。
でも、中古の戸建も選択肢に入れますと、判断の幅が広がるかと思います。
お買い得の中古一戸建てをリフォームするのです。
そうすると、新築よりも安く満足できるというケースがあります。
もし、こうした選択を考えるのであれば、大きく分けて4つのことに注意を払います。
①中古物件の価格
②リフォーム費用
③瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
④周辺環境等
以下、この4項目について説明します。
①中古物件の価格
価格については、どれだけお買い得かが重要です。
新築の時からいくら安くなっているか確認しましょう。
また、周辺の新築や中古の戸建の価格も調べましょう。
そうすると、だいたいの相場がつかめてくると思います。
そこで、どれだけお買い得か判断しましょう。
②リフォーム費用
リフォーム費用は、中古の物件の修繕費用を確認します。
どれだけ傷んでいるのか、修繕は必要か否か。
雨漏りや給排水についても確認が必要でしょう。
また、修繕とは別に、ライフスタイルによって必要な改修費用もあります。
手すりをつける、段差を減らすといったバリアフリー工事が代表的です。
これらのことから、リフォーム費用を割り出しましょう。
③瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)について説明します。
これは、住宅を購入した時点では明らかにならなかった瑕疵(かし)が、実際に住んだ後に出てきた場合の話になります。
瑕疵(かし)とは、たとえば、雨漏り、シロアリ、腐食、傾きなどです。
こうした問題が購入後に出て、明らかになった場合、売り主は買い主に対し、損害賠償や契約解除といった対応をしなければなりません。
しかし、中古物件の場合、この瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)が限られていたり、無かったりすることが多いです。
たとえば、新築であれば、10年間、売り主は買い主に対し責任を負っています。
しかし、中古の場合ですと、2年や数か月、または、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)が無いという物件もあります。
年月の経った住宅ですので、様々な箇所に傷みがあるかもしれません。
ですので、後々困らないためにも、この点については十分に確認しましょう。
④周辺環境等
周辺環境とは、たとえば、ご近所トラブルの有無です。
どんな人が近隣に住んでいるのか確認した方がいいでしょう。
また、区画整理の有無についても確認が必要です。
さらに、持ち主が住宅を売る理由もチェックしましょう。
◆まとめ
①②③④のこうした事柄を総合的に判断しましょう。
問題がないと判断できれば、ひとまずは選択肢のひとつになるかと思います。
他にも、様々な判断材料はありますが、まずはこれらの4項目から確認するといいかと思います。
また、中古戸建プラスリフォームの費用と、新築の費用を比較していくといいでしょう。