住宅をご購入されるまでの、全体的な流れをご説明いたします。
この流れを把握しておくと、より落ち着いて、スムースに、行動や判断ができます。
良い住まいを手に入れるために、ぜひご覧ください。
◆分譲物件と仲介物件の違いとは?
◆ご購入の流れ【分譲物件】
◆ご購入の流れ【仲介物件】
分譲物件と仲介物件の違いとは?
住宅物件には、「分譲物件」と「仲介物件」があります。
この両者におきましては、ご購入の流れが一部異なります。
仲介する不動産会社の有無によって、ご購入の流れが変わるためです。
分譲物件の場合
- 住宅の売主は、基本的に、不動産会社となります。
この売主(不動産会社)から、住宅を直接購入します。
仲介をはさむことはありません。
新築マンションや、販売戸数の多い新築一戸建ては、分譲物件となることが多いです。※売主(不動産会社)が、別の不動産会社に、販売代理を委託するケースもあります。
このときは、購入の窓口は、販売代理を受託した不動産会社となります。
仲介物件の場合
- 住宅の売主は、基本的に、個人となります。
この売主が、不動産会社に仲介を依頼します。
そして、依頼を受けた不動産会社を通して、買主は住宅を購入します。
中古物件や、販売戸数の少ない新築一戸建ては、仲介物件となることが多いです。※仲介物件では、不動産会社への仲介手数料が発生することがあります。
事前に確認しておきましょう。
ご購入の流れ【分譲物件】
1 希望条件を整理する
- まず、住まいの希望条件を、あらかじめ整理しておきましょう。
たとえば、立地、住宅の種類、広さ、間取り、周辺環境など。
重要度に応じて、条件に優先順位をつけておくのも大切です。
2 予算を決定する
- 収入・預貯金・住宅ローンの借入可能額などを確認しましょう。
また、希望条件に沿う物件の相場を把握しましょう。
ご自身の経済状況と住宅相場から、おおよその予算が決まります。
3 住まいの情報を集める
- 希望条件と予算に合った住まいの情報を集めましょう。
インターネット、広告チラシ、不動産会社による紹介、口コミなど。
アンテナを広く張って、より良い住まいを探します。
4 現地見学に行く
- 候補となる住まいやモデルルームの見学に行きます。
同時に、実際の周辺環境や交通アクセスなども確認しましょう。
気に入った物件は、曜日や時間帯などを変えて、複数回行きましょう。
5 資金計画を立てる
- 住まいの候補を絞りながら、資金計画も立てていきましょう。
購入を前提に、具体的な数字を挙げて、試算していきます。
購入資金、諸経費、ローンの返済金額・期間・金利など。
6 購入を申し込む
- 売主または販売代理の不動産会社に住まいの購入を申し込みます。
この際、申込証拠金(数万円~10万円程度)を預ける場合があります。
もし申込をキャンセルしても、全額返還されるか確認しておきましょう。
7 重要事項の説明を受ける
- 購入を申し込んだ不動産会社から、重要事項の説明を受けます。
この説明は、法律上の義務として、宅地建物取引士が行います。
契約内容を確認する最後の機会となりますので、注意しましょう。
8 売買契約を結ぶ
- 重要項目の説明に問題がなければ、売主と売買契約を結びます。
この際、手付金(50万円~100万円程度が相場)を支払う必要があります。
契約を結んだ後、万が一解約しても、手付金は戻りません。
9 住宅ローン契約を結ぶ
- 売買契約を結び終えた後、住宅ローンの契約を結びます。
ただし、事前に住宅ローン審査を受け、融資の承認が必要です。
確定申告で、住宅ローン控除を受けることも覚えておきましょう。
10 引き渡しを受ける
- 契約を結んだ物件が完成した後、残りの代金を支払います。
同時に、売主は物件を引き渡し、不動産の登記手続きを行います。
引き渡しの際には、物件に問題がないかチェックをしましょう。
ご購入の流れ【仲介物件】
1 希望条件を整理する
- まず、住まいの希望条件を、あらかじめ整理しておきましょう。
たとえば、立地、住宅の種類、広さ、間取り、周辺環境など。
重要度に応じて、条件に優先順位をつけておくのも大切です。
2 予算を決定する
- 収入・預貯金・住宅ローンの借入可能額などを確認しましょう。
また、希望条件に沿う物件の相場を把握しましょう。
ご自身の経済状況と住宅相場から、おおよその予算が決まります。
3 不動産会社を探す
- 希望の物件を仲介する不動産会社を探しましょう。
良い住まいとの出会いには、信頼できる不動産会社が欠かせません。
アンテナを広く張って、不動産会社の情報を集めます。
4 住まいを探す
- 不動産会社に、希望条件と予算を伝え、住まいを探してもらいます。
同時に、ご自身で、希望に沿う物件の情報を集めることもできます。
インターネット、広告チラシ、口コミなどから、住まいの情報を得ます。
5 現地見学に行く
- 候補となる住まいやモデルルームの見学に行きます。
同時に、実際の周辺環境や交通アクセスなども確認しましょう。
気に入った物件は、曜日や時間帯などを変えて、複数回行きましょう。
6 不動産会社と媒介契約を結ぶ
- 不動産会社と媒介契約(正式な売買仲介の依頼)を結びます。
この契約には、仲介業務のサービス内容、仲介手数料などが記載されます。
(媒介契約は、「4.住まいを探す」から「8.購入を申し込む」の期間中に結びます。)
7 資金計画を立てる
- 住まいの候補を絞りながら、資金計画も立てていきましょう。
購入を前提に、具体的な数字を挙げて、試算していきます。
購入資金、諸経費、ローンの返済金額・期間・金利など。
8 購入を申し込む
- 仲介の不動産会社を通して、売主に購入を申し込みます。
この際、申込証拠金(数万円~10万円程度)を預ける場合があります。
もし申込をキャンセルしても、全額返還されるか確認しておきましょう。
9 重要事項の説明を受ける
- 仲介を依頼した不動産会社から、重要事項の説明を受けます。
この説明は、法律上の義務として、宅地建物取引士が行います。
契約内容を確認する最後の機会となりますので、注意しましょう。
10 売買契約を結ぶ
- 重要項目の説明に問題がなければ、売主と売買契約を結びます。
この際、手付金(50万円~100万円程度が相場)を支払う必要があります。
契約を結んだ後、万が一解約しても、手付金は戻りません。
11 住宅ローン契約を結ぶ
- 売買契約を結び終えた後、住宅ローンの契約を結びます。
ただし、事前に住宅ローン審査を受け、融資の承認が必要です。
確定申告で、住宅ローン控除を受けることも覚えておきましょう。
12 引き渡しを受ける
- 契約を結んだ物件が完成した後、残りの代金を支払います。
同時に、売主は物件を引き渡し、不動産の登記手続きを行います。
引き渡しの際には、物件に問題がないかチェックをしましょう。