本日、6月2日は横浜の開港記念日です。
1853年、ペリーが黒船で浦賀に来航しました。
その後、1958年に、幕府が、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・オランダと修好通商条約を結びました。
この条約に基づき、1859年、横浜港は開港し、貿易が行われるようになりました。
開港日が6月2日と聞くと、なんだか中途半端な日にちだと感じるかもしれません。
なぜ切りのいい1日にしなかったのでしょうか。
これは旧暦と新暦のずれが原因です。
旧暦と新暦の開港日は以下の通りとなります。
- 旧暦・・・安政6年6月2日
- 新暦・・・1859年7月1日
このように、新暦でみると、切りのいい日に開港されています。
ですから、現在では、新暦の6月2日が記念日となっていますが、実際に港が開かれたのは約1ヵ月後なんですね。
海を眺めつつ、当時の歴史に思いを馳せたい方は、7月1日に行く方が趣きがあるかもしれません(笑)。
では、なぜ1ヵ月のずれが生じたのでしょうか。
もともとは、7月1日を記念日としてイベントが開催されていたそうです。
しかし、ちょうど梅雨の時期なので、雨による中止が余儀なくされることもありました。
そこで、昭和3年、新暦の6月2日に記念日が変更されたそうです。
1981年~2010年の統計をみますと、雨の出現率が、6月2日は23.3%、7月1日43.3%となっています。
このデータが明治から昭和初期にも当てはまるかどうかは分かりません。
しかし、少なくとも現在では、晴れの日が多くなってありがたいともいえますね。
開港記念日は、横浜市内の小中学校はお休みとなります。
私も昔は、6月2日になると、昼間に外をぶらぶらしながら、休日に遊ぶのとは違う不思議な開放感を楽しんでいました。
なつかしいですね。
それと、みなとみらい地区をはじめ、各地で様々なイベントも開催されます。
人が多くて歩くのも大変になるくらいの場所もあります。
行かれるみなさんはぜひ楽しんできてください。
それでは本日もありがとうございました。