相鉄線の横浜駅を経由せず、乗り換えなしで都心まで行ける。
そんな相鉄線の「都心直通プロジェクト」が着々と進んでいます。
相鉄線は、横浜駅から海老名駅まで通っている路線が「本線」と呼ばれています。
また、湘南台駅から横浜駅まで通っている「いずみの線」もあります。
神奈川県の海老名市、座間市、大和市、綾瀬市、横浜市に住んでいる人が多く利用しています。
主な駅は、横浜、星川、鶴ヶ峰、二俣川、大和、海老名、いずみ野、湘南台といった駅です。
相鉄線には身近で庶民的な印象があります。
お洒落なイメージの東急田園都市線や東横線、JRの知名度を誇る横浜線とはちょっと違いますね。
ときどき相鉄線に乗ると、なんだかホッと落ち着くんですよね。
自分だけの感覚かもしれませんが。
現在の相鉄線では、いったん横浜駅へ出て、そこから都心部へ向かうことになります。
しかし、「都心直通プロジェクト」が完了すれば、都心まで一直線で電車で行くことができます。
都心への新たなルートは2本です。
1本目は相鉄とJRの直通線です。
横須賀線を経由し、湘南新宿ラインの経路で渋谷・新宿方面に向かいます。
もう1本は相鉄と東急直通線の直通線です。
こちらは、JR新横浜のそばを通り、日吉を抜け、渋谷(東急東横線)あるいは目黒(東急目黒線)に向かいます。
いずれのルートも、相鉄線の西谷駅から新たな線路を敷き、都心へのルートを確保することになります。
新ルートができれば、たとえば、相鉄線の二俣川駅から新宿駅まで、現在59分かかるところ、44分で行けるようになるそうです。
乗り換えなしで、時間短縮もされてとても便利になりますね。
横浜駅の利用客が減るのではないかという点が少し心配ではあります。
しかし、このことによって、相鉄沿線全体はさらに活気が出てくるのではないでしょうか。
開業は、相鉄とJRの直通線が2019年10月~2020年3月 2018年、相鉄と東急東横線の直通線が2022年10月~2023年3月 2019年の予定です。【※1】
完成したら、ぜひ乗ってみたいですね。
詳しい情報はこちらです → 相鉄線 都心直通プロジェクト
【※1】
2016年8月26日、直通線開業の延期が発表されました。
用地取得の難航や、安全対策施設の検討、軟弱な地質への補助工事のためです。
→ 神奈川東部方面線事業に関するお知らせ